軽井沢の澄んだ空気に包まれながら、ゆっくりと夜が始まっていく。それを最も美しく迎えられる場所のひとつが「MAKIBI」。薪火の炎がほのかに揺らめき、店内には香ばしい薪の香りがやさしく漂い始めると、そこはもう“いつもの食事”ではなく、心をほどくための“体験”へと変わっていきます。
MAKIBIのディナーは、ただお腹を満たすための時間ではありません。会話、音、香り、そして一皿ごとの余韻が、すべてひとつの物語のように重なりながら、静かに感性へと届く時間。その序章を飾るのは、ワインと最も相性の良い冷菜メニューです。
中でもワイン愛好者から高い支持を得ているのが、ゆっくりと味わいたくなる 「シャルキュトリー盛り合わせ」。まるでギャラリー作品を眺めるかのように美しく盛り付けられ、香りや食感、塩味のバランスが洗練されたひと皿です。
濃厚でクリーミーな ブリー、深い旨みと香りを引き出した パルメジャーノ。
そして、軽やかな塩味としなやかな旨みが特徴の スロベニア産プロシュート、豊潤で贅沢な風味の トリュフサラミ。
さらに、しっとりと肉の旨みを閉じ込めた パテ・ド・カンパーニュ、自然な甘みが後味を上品に締めくくる 枝付きレーズンまで、ワインと共に愉しむ時間を完成させるアイテムばかりを揃えています。
ひと皿をゆっくり味わいながらグラスを傾けると、薪火のパチパチと弾ける音が、小さな音楽のように耳へ届きます。「メインは赤身肉と薪火料理」。それを知っているからこそ、冷菜からゆっくり始まる時間の贅沢さが際立ち、ディナーの期待は自然と高まっていきます。
薪火料理ならではの魅力は、素材に寄り添いながら旨味を引き立てる火の扱いにあります。包み込むような熱、ほんのりと纏わせる煙香、そして焦がしすぎない繊細な見極め。そのすべてが、ここMAKIBIの料理には宿っています。
大切な人との会話がより深まり、自然と笑顔が広がり、思い出がひとつ静かに増えていく。
“食事をする場所”ではなく “時間を味わう場所”。
それがMAKIBIのディナーの真価です。
軽井沢で夜を過ごすなら、ぜひ薪火の灯りが揺れる空間で、美味しさと静寂、そして余韻を愉しんでみませんか?
あなたの夜が少し特別になる、そんなひとときを提供いたします。

