軽井沢の自然に抱かれたオールデイダイニング「MAKIBI」。
ここでは薪火がゆっくりと燃え、店内に漂う柔らかな薫香が、訪れる人の感覚をそっと開いていきます。火がもたらす“ゆらぎ”と温度、そして薪の香り。これらは料理の味わいを深めるだけでなく、心を静かに整えてくれる、不思議な力を持っています。
薪火は、ただ食材を焼くだけの手段ではありません。湿度を含んだ薪が生み出すスチームは、肉をしっとりと保ちながら、余分な脂だけを落とし、旨みがぎゅっと凝縮していく。火が素材を包み込み、ゆっくりと旨みの層を積み上げる。そんな“薪火ならではの美学”が、MAKIBIの一皿には息づいています。
■ Tボーンステーキ

T字型の骨を境に、サーロインとフィレを一度に味わえる贅沢な部位。
薪火でじっくり火を入れることで、外側は香ばしく、内側はしっとりと肉汁を閉じ込めた仕上がりに。
サーロインの力強い風味と、フィレのきめ細かい柔らかさ。対照的な魅力が一皿の中で共鳴し、噛むほどに豊かな余韻が広がります。
MAKIBIの火入れは、“強すぎず、弱すぎず”。薪火が放つ遠赤外線を最大限に生かし、肉全体に均一に熱を通すことで、素材が持つ本来の味をそっと引き出します。
■ トマホークステーキ

骨付き肉ならではの迫力をそのままに。
薪火で焼き上げるトマホークは、見た目の豪快さだけでなく、その肉質の豊かさが際立ちます。
じっくり温度を重ねながら焼くことで、噛みしめるたびに赤身肉の旨みがじんわり広がり、香り・味・食感のすべてが調和する一皿に。
火の揺らぎがつくる微妙な温度差が、肉の個性を浮かび上がらせ、より奥行きのある味わいへと導きます。薪火の焼き台の前で立ち止まり、焼き上がりを眺めているだけでも、その香りと熱気に心が奪われるほど。
■ 薪火ステーキのこだわり

MAKIBIが大切にしているのは、素材の力を信じ、余計な飾りを加えないこと。
シンプルな塩とバターで仕上げることで、肉が持つ香りと旨みを最大限に引き出します。
✔︎ 水分を含んだ薪がつくる“ほどよいスチーム”でしっとり
✔︎ 外は香ばしく、中はふっくら
✔︎ 素材本来の旨味を引き出すミニマムな味付け
派手さではなく、“本物の味”を求める方へ届けたいステーキです。
■ NATURAL WINE – 料理に溶け込む余韻

MAKIBIがセレクトするナチュールワインは、国内外から集めた個性豊かなラインナップ。
薪火料理の持つ香ばしさや深みを、優しく、あるいは力強く支える一本をご提案します。
特に赤身肉との相性は格別。
薪の香りがほのかに残るステーキと、自然のままの葡萄のニュアンスが重なる瞬間は、この場所ならではの体験です。
■ 大切な人と、時間を味わう場所
軽井沢の静けさと薪火の温もりに包まれながら、目の前の料理をゆっくり味わう。
そのひとときは、日常の延長でありながら、どこか特別な時間へと変わっていきます。
五感で愉しむ“薪火の食体験”。
MAKIBIだからこそ叶う味わいを、ぜひ大切なひとと共に。

